表題の件について、下記2点が分かりません。
・P/L売上原価の仕入は、他勘定振替高は仕入から控除していないように思えるのですが、どう考えたら良いのでしょうか。
(下記リンクの解説を見ても「広告宣伝費500/商品500」と仕訳を切っていて、仕入は減らしていません。)
・株式報酬費用の記載区分について、どの問題で見たのか忘れてしまったのですが、販管費の「報酬及び~」に一括で計上されていた問題があったと記憶しています。
株式報酬費用として独立して記載するか、他の科目と合算されるかは、例えば解答用紙の空欄の数などで判断するしかないでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
1. 第72回 他勘定振替について
もし、他勘定振替(例:広告に使った分)を「当期仕入高」から直接引き算してしまうと、経営者や投資家がP/Lを見たときに、
「今期はどれだけ商品を仕入れたのか(仕入活動の規模)」
「仕入れたうち、どれだけを別の目的(広告など)に回したのか」
という大事な情報が見えなくなってしまいます。
だから「一度、商品BOXに入れてから」引き算する
そこで、P/L(売上原価の計算)では、以下のようなステップを踏みます。
ステップ①: まず、当期仕入高には「実際に仕入れた総額」を正確に記す。
ステップ②: それを一度「商品BOX」にすべて集める。
ステップ③: その集まった全体の中から、**「売れ残って倉庫にあるもの(期末商品棚卸高)」と、
「売れずに広告に回したもの(他勘定振替高)」**を、それぞれ別々に引き算する。
このように、商品BOXの右側(貸方)から差し引くことで、
「これだけ仕入れた全体の中から、〇〇円分は売れ残って、〇〇円分は広告に使ったから、
差し引きで『実際に売れた分の原価(売上原価)』はこれだけですよ!」
と、誰が見てもプロセスの納得がいく、親切な情報開示ができるのです。
「しくりくりし」の考え方と同じですね。
2株式報酬費用の記載区分については、問題文の指示、解答用紙の空欄などで判断してください。
